2013年11月3日日曜日

出雲旅行記その2

2日目は今回の旅行のメイン、出雲大社です。


日本最古の歴史書と言われる「古事記」にその建設について記されるほどに歴史ある神社です。
『大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)』が祀られていて、天照大神(あまてらすおおみかみ)に国を譲ったときに造営されたものとされているそうです。神話の話ですね。


出雲大社は大国主大神が祀られているだけあって、色々特別です。
例えば拝殿の大注連縄が他の多くの神社と反対にしめられているとか、
通常の拝礼は二礼二拍一礼ですが、ここ、出雲大社では二礼四拍一礼だとか・・・。

私は歴史学者じゃないので、なぜなのかは良く分りませんが、この出雲大社には様々な謎が今でもたくさんあるのだそうです。


さて、出雲の話からちょっと戻りまして、朝。
起きて窓から宍道湖を眺めます。
朝の早くから小舟が出て、しじみ漁がおこなわれています。
 
出雲大社へは電車でもいけますが、今回はレンタカーで一っ跳び。
高速に乗って、約1時間。神社の周辺にはパーキングもあるので困りません。
 
 
 
こちら宇迦橋の大鳥居 一の鳥居となっていますが、建てられたのは大正時代。出雲大社の縁起からするとかなり新しいですね。

勾玉を持ったうさぎさん。勢溜の大鳥居(せいだまりのおおとりい)前の「たまゆら」さんの前で。

で、こちらが勢溜の大鳥居。駐車場からショートカットもできますが、正規の参拝はやはり、ここからスタートですね。
勢溜の大鳥居をすぎて、祓社(はらいのやしろ)にお参りして松の参道の鳥居(右側の写真)へ。
松並木になっていますが、松の根の保護のため通行は禁止されています。
参道の真ん中は神様の通り道ですからね、人間は端っこを歩くのが神様への礼儀ですかね。
松の参道を過ぎて本殿の直前に構える銅鳥居の前の左右には「御慈愛の御神像」(写真左)と「ムスビの御神像」(写真右)があります。
御慈愛の御神像は、神話に有名な「因幡の白兎」、ムスビの御神像は幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)を戴き神性を得てムスビの大神になった時をモチーフにしているそうです。
ここら辺の神話は正直良く分りませんが・・・。

さて、銅鳥居の奥に拝殿がみえます。よくテレビに出るあの大注連縄です!


 迫力満点です。手を清めて参拝。二礼四拍一礼です。心を込めてお参りします。
その後境内をぐるり一周。境内にはほかにも、神在月に全国各地から集まる神々の宿「十九舎」が東西にあったり、見どころ満載。一つ一つ説明書きを読みながら回るととても面白いです。


神社といえばおみくじ。訪れる人々もたくさんおみくじをされます。
そのおみくじを縛り付けた木がこちら。
えらいことになっています。木の枝にまで結んでいる方がいます。








 
一瞬すると少し異様にも見えますが、それだけ多くの人が出雲に訪れ、願いを込めているのかもしれませんね。
 
出雲参りも無事に終わり小腹がすいたので、出雲ぜんざいを頂きました。
ぜんざいは出雲発祥という説もあるそうですよ。
歩き疲れた体に、甘さが染みます。
ぜんざいの口直しには、塩こぶが定番と思っていたのですが、こちらでは白菜漬が出されました。これもおいしかったです。
帰りの新幹線の時間を見ながら、もう一足伸ばして日御碕神社へ。
朱塗りの境内が美しいです。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祀られています。

ここまででタイムアップ。レンタカーも返さないといけないので、一路松江駅へ。
駆け足の出雲旅行でしたが、中々良いものを見ることができました。
出来ることなら日御碕灯台や境港、由志園にも行きたかった・・・。
1泊では無理がありますね。
もう一度訪れたいと思う土地でした。
 
最後に、出雲大社(右)と日御碕神社(左)の御朱印で旅行記を締めくくりましょう!
 
 
 

 

2013年11月1日金曜日

出雲旅行記その1

10/30~31 出雲旅行に行ってきました。

なぜ出雲か?
「今、出雲は熱い!!」のですよ。
60年ぶりの本殿の修復「平成の大遷宮」で、仮殿にいたご神体が、修繕の終わった本殿に戻りました。修造自体は、他の社などがまだ残っていて、完全に終わるのは平成28年なのだそうですが、
本殿が遷宮をした年、行かねばなるまい!

因みに今年は、伊勢神宮も式年遷宮の年でした。伊勢神宮は20年ごとに「式年」遷宮をしていますが、どうやら出雲大社は定期的に遷宮をしているわけではない様子。
今回も60年ぶりなことを考えると、次の遷宮には私は生きていないかもしれないし、
だったら行っとかなきゃってことです。

伊勢神宮にも今年はお参りしたし、きっと良いことがあるはず!


てなわけで、出雲旅行記の始まりです!
岡山まで新幹線、その後特急やくもに乗り換えですが・・・
この「やくも」が結構揺れる!!
酔いそうな気がしてきたので、ひたすら眠って約2時間半。
松江につきました!

ここからは予約していたレンタカーで今日は松江市内観光です。
しかし、JR松江駅前は一方通行が多くて、駅前を抜け出すのに少し苦労しました~。


松江に着いたらもう13時前だったので、とりあえず昼御飯です。
お腹減りました。
入ったのは 手打ちそば「一色庵」ガイドブックにも載っているお店で
賑わっていました。


まずは薬味だけをのせたそば(一番手前)、次に山菜ののったそば(真ん中)、最後にとろろののったそばを食べるように言われました。
そばが運ばれる前に、そば茶と卵の白身をそば茶でといたもの?を出されました。白身のやつにはそばの出汁を少しかけて味付けして飲むように言われました。
不思議な味でした。
出汁は濃いめに作られているので、かけすぎるなと注意を受けていただきました。
美味しかったですよ^^



松江城の近くには県庁もあって、結構空間にゆとりを感じました。


亀さんも気持ちよさげな、良い気候でした。






松江城の天守閣までは階段を結構登らねばならず、母の膝の具合を考慮して、外から眺めるのみに。
松の木が植わっている広い庭園?も綺麗に手入れされていました。
そして塩見縄手界隈へ。小泉八雲が1年と少しこの松江に暮らしたことは有名ですね。小泉八雲記念館は、小泉八雲の生涯や、それにまつわる品々が展示されていて、興味深かったです。

疲れたので、塩見茶屋でぼてぼて茶を頂きました。乾燥した茶の花を煮出した番茶を泡立てるのですが、その時に「ぼてぼて」と音がしたことから「ぼてぼて茶」と名前が付いたそうです。これにおこわ、煮豆、きざんだ高野豆腐や漬物などの具を少しずつ入れます。その昔、労働食であったとか、狩りに出かけた藩主不昧公の空腹しのぎに食べたなど諸説あるそうです。
いずれにせよ、素朴な味わいで確かに空腹しのぎにはもってこいの一品です。
 
 
今日の宿、夕景湖畔すいてんかくにチェックイン。
夕日が有名な宍道湖へ。




たくさんの観光客がカメラのシャッターを切っていました。
生憎、この時間の天気は少し曇り気味でしたが、十分美しい夕焼けでした。
上手くカメラに収めることができなかったのが残念ですが…。
 
 
 おいしい懐石に舌鼓をうって、露天風呂に入って1日目は終了です。
あ~、やっぱ日本の旅行は美味しい懐石とゆったり温泉に限りますねぇ・・・