2013年5月25日土曜日

着物のお直し

こんばんは


今年の1月末から着付けを習い始めて、はや半年が過ぎようとしています。

洋服に春物、夏物、冬物など季節に合わせた装いがあるように、着物にも季節があります。
着付け教室では、着付けだけではなくて、着物の種類やTPO、マナーなども学びます。
その中で初めて知ったこと、着物にも冬物と夏物があるんです。

考えてみれば当然のことなんですけど、
着物は以下のように季節によって変えます。
10月~5月の袷(あわせ):着物に裏地がついている
     
6月9月の単(ひとえ):袷と同じだけど、裏地がついていない
     
7月8月の夏物(なつもの 薄物:うすものともいう):単と同じ仕立て。透け感のある素材(絽や紗、羅などを用いる。

最近は温暖化の影響もあるので、正式な場でなければ多少ずらしても良いそうです。
ただし先取りで。後取りは無粋とされるそうです。
5月も中旬ごろならば、袷ではなく単を着てもよいということです(正式な場では、袷)

これに伴って、帯や帯揚げ、帯締め、半襟などの小物も変えていくのです。
着物の形は同じなので、季節によって素材や色味、柄行などで変化を出すのですね。

さて、母から譲り受けた着物はすべて袷でした。
一応母親に袷以外の着物を持っているか聞いてみたのですが、持っていないということでした。
着付けを習い始めた当初は、夏は暑いし着物は着ないだろうと思っていたのですが、
やっぱり単も、夏物も欲しくはなってくるもの。
買っちゃえば、やっぱり着る機会をつくるだろうと思い、練習用に安いのを買えばいいやと
呉服屋さんでアンティークの単を購入しました。そうすると、帯も長襦袢も一通り夏物をそろえることになりまして。
先日一度、単を着て外出してみたのですが、以外に暑くない。
もちろん、胴回りは帯もするし、補正もするので暑いのですが、衣紋(襟のところ)や振り(袖のところ)、身八つ口(脇のところ)が空いており、そこから風が入るのです。
ですから、それほど暑さを感じませんでした。
もちろん、裏地のついていない単ですから、その分も涼しいのでしょう。長襦袢も単仕立てだし。

これはイケる!夏も着物着ちゃおう!ということで、先日夏物を仕立ててしまいました。
街に着物で出かけるを合言葉に、街中でも浮かない色合いのものを…。
黒地に紅花柄のもじり織です。このもじり織には非常に高度な技術が必要だそうで、後継者が減ってきているのだそうです。着物を買うことで、失われようとする伝統的な技術の担い手が途絶えないように、ほんのわずかなことですが、その力の一部になればと思います。
 
で、仕立ててもらったは良いのですが、夏物の長襦袢を持っていない。
夏の長襦袢は、紗や絽などの他に、麻のものもあります。
普段使いなら麻が大変涼しく、家で洗えるので汗をかく時期にはいいかと思いました。
上の写真のは、行きつけの大手着物屋さんで仕立ててもらったのですが、これをもとに家の近くの呉服屋さんで長襦袢を仕立ててもらおうと思いました。
 
袖などの丈は襦袢と着物と合わせて作らないと、着物の下から襦袢の袖が出てきたり、夏物は透けるので、丈を合わせる必要があるからです。
「この着物に合わせて長襦袢を作ってください」とお願いしてみたのですが、どうやら着物の仕立て自体が、私の体に合っていなかったようです。
そういえば一度袖を通した時に、なんだか袖が長かったような気がしました。

相談の結果、私の身長から標準寸法で仕立て直してもらうことになりました。
明日、着物をお店に持って行って、それに合わせて襦袢も仕立ててもらう予定です。
新しい着物ですが、いったんお店に預けることに。

きちんと仕立て直してもらって、夏を迎えたいと思います。



   

2013年5月20日月曜日

着付けを習うきっかけ

私は日本人ですが、これまで着物を自分で着つけることができませんでした。
というか、そういう日本人て結構いるんじゃないかなぁ。
特に最近の若い世代は(私もまだ、若い世代に入れとくとして)


女性が着物を着るとしたら、成人式の振袖、あと大学の卒業式で袴を着るくらいじゃないかな。
皆がみんな、振袖着るわけでも、袴を着るわけでもないしね。


着物の着付け教室があることは前から知ってたけど、その時はそんなに興味もなかったし・・・。
そんな私が、なぜに着付けを習おうと思ったかというと、お手軽な理由でして
「友人からの紹介」でした。


その子は、将来の旦那さんに着物でお酌をするのが夢だそうで(笑)
一足先に着付け教室で学び、自分でも機会があるごとに着物を着ていたのでした。
立ち居振る舞いも、以前の友人とは少し違って、しっとり和服美人。

「かっこいいな~」と着物への関心がむくむくわくようになりました。
そして思い出したんです。
子供のころに、母が見せてくれた美しい紫の帯を。
 
とても美しく、「成人式の時には、この帯を付けたい」と母にせがんだのですが、
 
「この帯は渋すぎて、振袖の華やかさには合わない」と言われました。
その時はどうしてこんなにきれいな帯なのに、と思ったものです。
今なら母の言った言葉の意味を理解できます。
 
 
そんな、子供のころの思い出がよみがえり、私も友人の誘いを受けて、着付け教室へ通うようになりました。
それが今年の1月の末。週1回、全10回の稽古を終えて晴れて着物を自分で着れるようになりました。
 
今では自分の好きな時に着物を着て町へ出かけています。
着物を着るようになって、改めて自分の国の伝統や文化にも興味がわくようになりました。
これが一番の収穫かもしれません(^_^)
 
 
今年の夏も、たくさん着物着ちゃうもんね!

初めましてのこんばんは

初めまして イオです。
今年の初め、友人の勧めで着付け教室に通うようになりました。
それから あれよあれよという間に着物にハマってしまいました。
毎日着物で暮らしてみたい!そんな願望がむくむくしている毎日です。

失敗しつつの着物ライフを、マイペースにつづっていきたいと思います。
よろしくお願いします☆